クマに出会わないために 〜クマも人に会いたくありません〜 |
自分の存在をしらせよう 〜鈴や笛で自分をPR〜 |
■ クマは人の気配を感じると、先に逃げるなどして、人と出会うのを避けるのがふつうです。 |
■ なるべく早く自分の存在をクマに知らせましょう。 |
■ 採食中のクマは夢中になっていて人に気づかないことがあります。 |
■ 見通しのよい場所や、人が絶えずいる場所など、クマがあきらかにいない場所では、 鈴やラジオの音は止めて、周りの人の迷惑にならないようにしましょう。 |
朝夕の暗い時間帯は要注意 〜クマの活動時間です〜 |
■ 朝夕の薄暗い時間帯は、クマの採食活動が盛んです。 |
■ 尾瀬では、5時から9時と16時から19時の間で、目撃情報が多くなっています。 |
霧、川沿い、山すそも要注意 〜クマの注意力が散漫〜 |
■ クマの注意力が、川音などで散漫になっていて、人の気配に気がつかないおそれがあります。 |
クマに出会う場所 |
【樹林の中で】・ブナの木に登って若芽を食べています(4月〜5月) ・ブナやミズナラの木に登って実を食べています。 |
【山すそで】 ・山すその湿原に現われて、ミズバショウの実などを食べています。(6月〜9月) 尾瀬の植物は多くはクマにとって大事な食糧です。 |
【笹が茂っているところで】 ・ 「タケノコ」を食べています(6月〜7月) |
【川の近くで】・尾瀬ヶ原の中には、川のまわりが林のようになっているところがあります。 この付近の木道で、横切ってゆくクマが目撃されています。 |
※ 時期は目安です。
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クマに出会ってしまったら 〜クマも驚いています。「トラブル」に発展しないため冷静に〜 |
あわてない 〜まず落ち着こう〜 |
■ 距離が離れているときは、あわてずゆっくりその場から遠ざかりましょう。 |
■ 近くにいる場合は、クマの動きを見ながらゆっくりと後退しましょう。 |
さわがない 〜クマを刺激しないで〜 |
■ 大声を出さない。 |
■ 写真撮影をしない。(特にストロボの光は刺激になります) |
走って逃げない 〜逃げると追いかけます〜 |
■ クマは逃げるものを追いかける習性があります。 |
■ クマは人間よりズッと早く走れます。 |
子グマには特に注意 〜子を守る親は命懸け〜 |
■ あなたには見えなくても、子グマの近くには親がいます。その逆の場合もあります。 |
■ 子グマを守ろうとする親グマはあなたを襲うことがあります。 |
■ すみやかにその場から遠ざかりましょう |
クマは絶滅の危機に瀕しています |
尾瀬は、ツキノワグマの生息に適した貴重な地域です。万一、事故が起きた場合、「危険なクマ」として捕獲されたり、駆除されることもあります。私たちの不注意でクマに関わる事故が起きないように注意しましょう。 |
食糧と残飯の管理をしっかりと |
■ お弁当の残りはもちろん、ゴミはすべて持ち帰ってください。 |
山の中を走るのは危険です |
■ クマと不意な出会いを作らないようにしましょう。 危険を感じたクマが先制攻撃をしてくることもあります。 |
そばに寄らない |
■ 真新しいフンや足跡を発見したら、そばにクマがいるサインです。 速やかにそこから立ち去りましょう。 |
ペットは連れ込まない |
■ 鳴き声や臭いがクマを刺激します。 |
※上記の文面は尾瀬保護財団HPからの一部抜粋です。 その他の情報は尾瀬保護財団HP http://www.oze-fnd.or.jp/ をご覧下さい。 |
その他、クマ対策として環境省さんが山ノ鼻地区にこれから人が通りますという合図の鐘を設置しクマの出没しそうなところには、表示看板の設置等対策も進めています。 各山小屋・ビジターセンターさんでもお客様に声をかけて注意などを促しています。 |