武 尊 渓 谷 遊 歩 道
4月下旬頃が武尊渓谷の新緑の始まり。
春の新芽は緑と言ってもうすい淡い緑、そのやさしさは今風の言葉で云えば【癒し系】の緑でしょうか。
やがて6月上旬より深い深い緑へと変わっていきます。
武尊牧場スキー場方面、武尊牧場と他のスキー場との分岐点よりやや牧場よりの脇道と、宇条田峠入口附近の橋の袂との2箇所に遊歩道への入り口があります。
全長約1キロ程の道のりですが、遊歩道に足を一歩踏み入れると、そこは呑み込まれるような渓流の音、鳥のさえずり、風の音、虫たちの声...。外界の音はまるで無くなります。
前述の脇道から入りますと、歩道から10メートルほど下に渓流を見ながら歩きます。途中展望台から渓流を見下ろすと、自然が作り出した風景があります。
流木により滝ができていたり、雪解けの水の量、雨の量などによって川の流れが違うのも面白いものです。歩道を下って行きますと、少しづつ渓流に近づいて行きます。
木の先端の緑からキラキラと見える太陽の光...。このコントラストが、また素晴らしい!!
今回は上流から流れに沿って歩いてしまいましたが、宇条田峠より入り、流れを滝に向かって歩くのが普通でしょうか??下り道は楽なので無理はないと思います。
岩間をまるで白糸を広げたように流れる滝を間近にすると、果てしない活力を授かるような、そんな気がします。
川の流れが少しおだやかになると、次第に目が上にいき、鬱蒼と茂る木々の合間から射し込む光に目を奪われます。
夏になりますと、武尊渓谷は天然のクーラーと化します。
かすかに入り込む光と渓流のほとばしる流れが、涼しさを増してくれます。
合宿のつらい練習の合間に是非出かけてみて下さい。元気を与えてくれることと思います。
2001年には、遊歩道にしゃくなげの木が植えられ、5月には緑のなかに薄い桃色のしゃくなげが色を添えてくれることでしょう。
紅葉は10月中旬頃より始まり、赤、黄色、淡い緑、と派手な色合いを見せてくれます。
歩道はほとんど光が入らないため、足元がすべりやすくなっています。
十分注意して下さい。

著者:民宿たばこや 星野ふじ子氏