2013年 武尊高原情報(ほたかこうげん)
「猿追い祭」が行われました!(10/21)
花咲「武尊神社」にて猿追い祭りが行われました。
役員、関係者の方々が入場し神事が行われました。
神事の後、東西のヒツ番が風呂敷をかぶり豊作、繁栄を願って「エッチョー(栄長)」、「モッチョー(茂長)」の掛け声で赤飯を杓子で投げ合いました。
また会場では花咲地区の有志の方々が豚汁や甘酒を振る舞っていました。
今年は猿が登場する前に紙芝居の披露も行われました。
伝統的な行事なので後世にもしっかり伝えたいですね。
最後に猿飛び出しが行われました。
猿が右回りに社殿を3周するので参拝の皆さんで追い回して猿害防止を願います。
但し、「猿の追い越しは絶対禁止」とされており、不作になると言い伝えられています。
猿が社殿に飛び込み祭りは終了となりました。
【猿追い祭とは・・・】
古代信仰の山として知られる武尊山、猿追い祭りはその山を御神体とする武尊神社の祭りで、毎年旧暦九月の中の申の日に行われる。この祭りの由来は、武尊山麓の猿岩というところに猿がいて毎夜出てきては、畑の作物を荒した。そこで村人は困りはて相談した結果、その猿を神様にしようということになった。ちょうどその時、猿が出てきたので村人は猿を追いまわした。これが今のような猿追い祭りとなったという。
この祭りは、村の人が東西に分れて、片方はエッチョウ(栄長)、片方はモッチョウ(茂長)と掛け声をかけながら、赤飯をしゃもじで投げあう、これが終わると、猿に扮した一人の男が、社殿から駆け出し、それを紋付羽織に似た、たっつけ袴の祭礼委員が追いかけて、社殿のまわりを三回廻る。この祭りは、村を長く栄えさせようという祈りがこめられていて、毎年行われている祭りである。
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